マチュア・ソサエティ

「こうなったら町が良くなる」アイディアが出るゲーム研修

ダイナミズムは参加者の属性に応じてさまざまなことが学べます。 お金の大切さはもとより、「サービスをつくり」「設備投資を行い」自分が持つリソースを使うことで「価値」を産み出すことを体験し、最終的に大切なものは金銭的なゆとりを越えた「人からの感謝」を勝敗を決定するポイントにしています。

マチュアソサエティの活用方法

マチュアソサエティを地域で実施する最大のメリットは「まちづくりのアイディア」が数多く出ることです。よくあるKJ法でのアイディアとは異なり、ゼロからイチを生み出す内容が多く出されます。

たとえば、三重県木曽岬町では約300個のアイディアを精査し、その中の15個を総合計画の中の具体的な施策として設定しています。

マチュアソサエティについて

マチュアソサエティとは地域活性化のために住民主導のまちづくりアイディアを生み出すボードゲームです。

マチュアソサエティとは地域活性化のために住民主導のまちづくりアイディアを生み出すボードゲームです。

住みよい都市基盤と自然
商工・観光・産業の振興
防災・健康・福祉
住民主導のまちづくり

そして、同じテーブルの人たちに2分間でプレゼンをするのですが、その時に「他の住民からの反対意見」が出てきます。

例えば「静かに暮らしたいので新しいことを始めないで欲しい」という意見。

まちづくりによる新たなアイディアを実現させようとすれば、他の人たちの協力も必要になるため、当然こういった意見は出てくるでしょう。そして、この意見を発した人にも生活があり、意味合いの解釈は別としても非難すべき対象でないのも明らかなことです。

 

プレイヤーはこうした反対意見を出す気持ちも汲んだ上でプレゼンする必要があります。

 

そして、全員がプレゼンが終わり「自分以外で一番良かった人を投票」した結果により、人口が増えたり、産業が生まれたり、人口の流出を緩和できたりとさまざまな効果を得られます。

 

これを何度か繰り返し、最終的にまちの状況がスコア化されるというゲームです。

<プレゼンアイディアを出す時間>
このゲームではプレゼンのアイディアを出す時間を5分間に設定しています。
こちらに関しては「短すぎる」という意見が度々出てきますが、パーキンソンの法則(締め切り効果)を狙っており、ゲーム終了時まで「時間が短い」と訴えるプレイヤーは過去ひとりもいません。

<プレゼンに反対意見を出す意味>
ヘーゲルの弁証法(正反合)による「更に良い意見」を生み出す仕掛けにより、必ず反対意見を汲み取るプレゼンをしてもらいます。
また、自分のアイディアに対して必ず反対意見が来るという「適度なストレス」がより良いパフォーマンスを生むという研究(ドットソンの法則)もあり、ゲーム終了時にはいわゆる「あるあるネタ」な反対意見を楽しめるようになっています。

<プレゼンの結果でまちが発展するのはおかしいという意見>
ごく少数ですが、こういった意見も聞かれます。
確かにプレゼン成功はスタートラインを意味し、取り組みの成功ではありません。ゲームのふりかえりでこのことに触れ、実際に出た参加者からの膨大なアイディアをカタチにする=プロジェクト化する意義を伝えることで、ゲームも含めたワークショップの全てが線で繋がります。
研修について
参加人数 4人以上(適正人数は30名程度)
必要時間 2~3時間
必要設備 プロジェクタ
研修費用 20万円~